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2014-06-19

No.417 2014建築研修in愛媛 vol,3

久々に登場させていただきます。
設計部  森です。

今回の研修ルートは相変わらず東海・ビルド流ハードスケジュールを現しています。
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新尾道まで新幹線、駅でレンタカーを借りてしまなみ海道をひた走る。
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こんな美しい橋を渡って行きます。
大三島で伊東豊雄建築に出会って、今回私が紹介するのは
隈研吾の作品。
大島にある亀老山展望台。
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上の写真で分かるように完全に地中に埋没している建築。(建築と言えるのか?)
事の起こりは1991年、23年前のお話。
バブル絶頂期をアメリカの大学で過ごした隈研吾が帰国。バブル終盤に自動車のショールームを発表します。
その建築はM2。
th_M2
この建築は建築界から非難囂々の憂き目に遭い、隈研吾は東京での仕事を無くしてしまいます。
そこで地方都市の仕事に関わるようになるのですが
現在の隈研吾は地方都市の仕事を通して培われた土壌の上に花開いているのです。

このストーリーは今回の研修2日目に訪れる雲の上ホテルをはじめとする梼原の隈研吾作品群に続くのでしっかり覚えておいて下さい!!
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さて 地方都市大島での隈研吾は
1992年、この島の山頂に展望台を設計する機会を得ます。
依頼内容は
「山頂を水平にカットして出来ている展望公園にこの町のシンボルとなるようなモニュメント展望台を設計して欲しい」
というもの。
当初の案はステンレス網の壁を2枚建ててこれに植物を絡ませ、その間にガラスの箱を点在させてシークエンスで景色をみせるという物だったらしい・・・
建築の姿を完全に消す操作をしている。
ところが
環境庁は国⽴公園に対して、⾃然の中には⼟や煉⽡といった温かい素材がよいという指導をしていたのです。
ステンレス、ガラスは不可・・・
そこで隈研吾はすべてを埋めてしまう!
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この断面図、分かりにくいですが地表にでてるのはブリッジのみ。
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水平にカットされた山頂を復元する操作を行ったのです。
隈研吾の著書の「反オブジェクト」「負ける建築」の種がここにある。
(すみません。専門的な書物なので皆さん分からないと思いますが)
入り口に案内プレートがあります。
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みんなで見てますが
th_IMG_1772
右下から斜めに入るアプローチ。こういうのは個人的に大好き。
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階段を抜けると地中広場
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ここから複数ルートが用意されていて回遊出来るようになってます。
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頂上からの眺めは
th_DSCN7099
ブリッジは木製。そろそろメンテナンスが必要か?
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建築ではないかもしれないけど
失われていた山頂を復元して埋め込まれた空間はとても豊かで
周囲は絶景なのですが景色を眺めるよりこの施設を眺めてる方が
幸せでした。
(俺だけか?)
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