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2025-11-11 New

工事部通信

こんにちは

工事部の大野です。

今回は、名古屋市内街中での工事を進めている10階建て 鉄筋コンクリ―ト造 ラーメン構造建築物の現場打ち杭工事に関してお話をします。今回は高層建築物で大きな荷重に対応して、また縦長の建物が転倒しないような特性もある杭を採用しました。直径1,300mm 長さ31.2m の杭を8本施工しました。今回の工法はアースドリル式拡底工法による鋼管コンクリート杭が正式名称です。

杭打ち穴の削孔中の施工写真です。

施工には、まず大きな穴を掘り、穴が崩れないようにスタンドパイプという倒壊防止の筒を建込その中を約35m地中に穴を掘ります。その後、内部の穴がちゃんと掘れているか確認するために超音波による孔壁測定器を穴の中にいれます。写真が測定器を穴の中に入れる状況と超音波で穴の形を確認している波形です。穴がちゃんと掘れているか確認できたら、鉄筋を穴に挿入します。最後に生コンを穴の中に流し込み完成です。

下に行くほど穴の大きさが大きくなっているのがわかります。この杭は杭先端が2200mmと2600mmの直径に広がる拡底杭になっています。これにより杭と建物の大きな荷重をささえる役割と先端が大きな球根のようになっているので引き抜き力に強い構造となります。現場では、穴の中が目にみえないのですべて杭に関して穴の形状を計測してから鉄筋をいれてコンクリートを打っています。

まずは一番肝心な杭をしっかりと施工管理することで、これから進んでいく大きな建物を安心で丈夫な建物にすることができます。これからも現場 安全第一で作業を進めますが、建物の品質がしっかりと確保されるよう現場での確認作業を一つ一つ丁寧にしてまいります。

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