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2026-03-05 New

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建築企画室通信「シェイク・ザイード・グランド・モスク」

こんにちは、建築企画室の倉地です。

春を感じられる日も増え、桜の開花も待ち遠しい季節になりましたね。

先日、長期休暇を利用してアラブ首長国連邦(ドバイ・アブダビ)を訪れました。アブダビでは、有名な宗教建築 「シェイク・ザイード・グランド・モスク」 を見る機会がありました。

とても印象的な建築でしたので、今回はその様子をご紹介させていただきます。

まずは事前に調べたモスクの概要から簡単にご紹介します。

シェイク・ザイード・グランド・モスクは、2007年に完成したアラブ首長国連邦を代表する宗教建築で、世界最大級のモスクの一つとして知られています。
白い大理石でつくられた壮大な建築で、大小82のドームと4本のミナレットが特徴です。

(↓現地に展示されていた模型です)

見た目は伝統的なイスラム建築ですが、構造はRC造で、現代の技術によって造られた大規模建築でもあります。こうした特徴を事前に知ったうえで実際に訪れてみると、建物のスケールや細部の装飾の美しさに、より強く魅力を感じることができました。

入口を入ると、まず目の前に広がるのがこの大きな中庭です。大勢の観光客がこの先に広がる真っ白な大理石の床とドームの見るために詰め寄せています。

先頭まで進んで撮った写真が3枚目の写真です。大理石の床がひんやりとしていて、多くの観光客で賑わいながらも、空間には宗教建築特有の厳かな雰囲気が広がっていました。

モスクの外周には、このような美しい回廊が広がっていました。白い大理石の柱には花の模様が施されており、柱の上部にはナツメヤシの葉がモチーフの金色の装飾がついています。柱が規則的に並ぶことで奥行きのある空間が生まれていました。

モスクの内部に入ると、まず目に入るのが繊細な装飾が施された天井です。ドーム状の天井には幾何学模様や植物の模様が広がり、イスラム建築ならではの美しい装飾が印象的でした。中央には大きなシャンデリアが吊り下げられており、花をモチーフにしたデザインになっています。
天井の装飾と光が合わさり、とても華やかな空間でした。

さらに奥へ進むと、大きな礼拝空間が広がっていました。ドームの中央にも大きなシャンデリアが吊り下げられており、周囲には柱とアーチが並び、広く開放的な空間になっていました。床には大きなカーペットが敷かれていて、ここは実際に礼拝を行う場所で、信者のみ入ることができるそうです。(観光客は専用のコースを歩き見学できました)

宗教上、女性がモスクに入るには頭にヒジャブを巻き、長袖の上着を羽織り、肌を見せないような服を着るなどの準備が必要です。このモスクはこれまでに訪れたどのモスクよりもチェックが厳しく(姉はアバヤを購入しないと入れてもらえず)、セキュリティーも厳重でした。それでも、写真では伝わらない空間の広がりや装飾の細やかさを実際に体感することができ心から満足しました。

最後に、アブダビの街には、上のようなガラス張りの高層ビルが立ち並び、近代的な都市の景色が広がっています。
キラキラとした高層ビル群もとても迫力があり、見応えがあったのですが、今回の旅で特に印象に残ったのは、やはりシェイク・ザイード・グランド・モスクでした。
近代的な街並みの中にありながら、宗教建築ならではの静けさと美しさを感じられる、とても印象的な場所でした。

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