こんにちは、建築企画室の森口です。
今年は栗のシーズンが早く、9月中旬から栗スイーツを求めてお店巡りに忙しい秋を過ごしています。
そんな秋のお出かけのひとつとして、先日、東京を訪れた際に武蔵野市にある「武蔵野プレイス」へ行ってきました。

図書館を中心とした複合施設ですが、実際に訪れて、まず思ったのは「この図書館、好きだな」ということでした。理由のひとつは、いたるところにある丸みを帯びた形。壁や開口部にも曲線が取り入れられ、親しみやすく、かわいらしい印象があります。

そして、惹かれたのが人の居場所のつくり方です。
館内にはあちこちに座れるスペースがあり、机や椅子の配置もさまざま。一人で本を読んだり、勉強したり、それぞれの過ごし方に合った場所を選べます。整然と机が並ぶ図書館とは少し違う、その自由さが心地よく感じられました。
吹き抜けによって上下階が視覚的につながっているのも印象的でした。異なる場所で過ごしていても、互いの気配を感じられる。空間をきっちり分けず、ゆるやかにつなぐ工夫が、建物全体に広がりを生んでいます。


図書館のほか、生涯学習や市民活動などの機能を備えた施設です。異なる目的を持つ人たちが、それぞれの時間を過ごしながら同じ場所を共有できる。そんな空間のあり方も、この建築の魅力なのだと思います。
私が「好きだな」と感じたのは、デザインのかわいらしさだけではなく、自分に合った居場所を自然と見つけられる心地よさだったのかもしれません。

そして先日、部署の食事会で訪れたのが、当社が手掛けた山門九六六に入る「百花繚蘭」です。
実際にお店を訪れてみると、建物の外観から受ける印象と、店内の雰囲気が自然につながっていることが感じられました。何より、建物を大変気に入ってくださっていると伺い、とても嬉しく思いました。

建物は完成して終わりではなく、そこで過ごす人がいて、使われ続けることで魅力が育っていくもの。
建築を訪ね、街を歩き、その場所で過ごす時間も楽しむ。建築と人、街とのつながりを改めて感じた秋のお出かけでした。
