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2015-12-23

基礎に関する勉強会

工事部主催の勉強会シリーズ

前回までのコンクリート勉強会に続いて

今回は基礎に関する勉強会を実施しました。

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講師には日頃からお世話になっている

横井クレーン株式会社 横井社長

株式会社三誠 中部営業所 所長 石原様にお願いしました。

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基礎には様々な基礎形状や工法がある中で、

どのように基礎形式が決まるのでしょうか?

まずは一番最初に調べるのが地盤調査(ボーリング調査)です。

*ボーリング調査とは=直径約40mmのパイプ状のロッドを回転させて地面に押し込み、地層がどのようになっているのかを調べること。1m毎に土を採取し、地層の各層の強さや常水面(常に水のある位置)の深さなどもわかる。

様々な地盤調査方法がありますが、やはりボーリング調査が

一番信頼できると横井社長おっしゃってました。

次に工事現場の確認です。

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現場を見て出来る出来ないの判断をします。

住宅密集地など近隣の状況やボーリングデータを参考に

杭が良いのか地盤改良が良いのか決めます。

また、今はフラットな土地だが、両サイドに山があり昔は谷だった

可能性がある場所など、数m先では地盤データが異なる場合なども

あります、その場合はボーリング調査の数を増やすことが一番の

解決策だそうです。

上記の点を確認して基礎形式を決定していきます。

今回は地盤改良をメインに講義をしていただきました。

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上記は地盤改良の中でも深層混合処理工法の施工順序です。

地盤中に安定したコラム体を形成するタイプで

掘削ヘッドの先端から、セメント系スリラー等の改良材を地盤中に

吐出しながら、原位置土と機械的に混合撹拌し柱状体を地中に形成

する工法です。

この工法は小型施工機での施工が可能な為、狭小地などでも採用で

きます。

また昨今問題になっている支持層まで達していないなどの問題も

デジタル式に記録が残る為、安心できます。

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また支持層の確認手法も

本設杭1本目に試験打ちを実施し、現地盤の地質柱状図を参考に、

設計上必要とされる支持層に着底させるための基準値(管理値)を

監督員と協議の上に決定する。

着底基準としての代表的な条件として

①処理機が支持層付近に到達し、オーガのトルク値が明らかにそれ以前でのトルク値より大きい値を示したとき。

②処理機の貫入速度がほとんど0となり、それ以上の貫入が不能となったとき。

上記の点から支持層を決め施工を行います。

最後に施工が終わった後に、本当に強度は大丈夫なのか、

事後調査試験を行います。

改良土コアの一軸圧縮強度試験を行います。

浅い部分と深い部分のコアを採取し、1か所あたり

3供試体を行い最終の確認を行います。

最後に横井クレーンの横井社長がおっしゃってましたが、

地盤改良がはじまって約30年、最近では解体する現場も

あり、30年前の地盤改良を見る機会があるそうです。

やはりしっかり改良ができている現場と深い部分はかなり

スカスカになっている現場、明確に分かれるそうです。

手を抜こうと思ったら簡単に手を抜けるのが本音だそうです。

そこまで来ると信頼関係になっていますが、

一つ言える事は、かなり相場より安かったり、工期が

短かったりすることは何かあると思った方が良いとの事。

私たちの知らない世界の話も聞けました。

横井様、石原様本当にありがとうございました。

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