こんばんは。工事部の藤巻です。
最近5月とは言えぬ暑さが続いたと思ったら…
5月並みの平均気温に戻ったりと、体調管理も難しい気温変化ですね。
さて、今年も九州地方から沖縄にかけて梅雨入りし始め、東海地方も去年よりも少し早めの梅雨入りになりそうですね。
今年は、去年よりも気温が早い時期から高くなる傾向もあるようで、梅雨時期(梅雨入り前後)に起こる梅雨型熱中症の方が増えているようです。
梅雨型熱中症は、夏本番を迎える前の梅雨時期に起きやすい熱中症です。
真夏ほどの気温でなくても、湿度が高ければ起きやすく、風が弱い日にはさらに発症しやすくなります。
室内での発生が多いのも特徴です。
梅雨型熱中症の初期症状は真夏の熱中症と同じで、めまいや立ちくらみ、吐き気や身体のだるさ、筋肉痛や大量の発汗があります。
症状が進むと、頭痛や嘔吐、虚脱感が出て、集中力や判断力が鈍ったり、さらに症状が進むとけいれんや意識障害を起こします。
梅雨型熱中症と真夏の熱中症の違いをあえていうなら、真夏の方が大量の発汗と高体温で救急搬送されることが多くなることです。
つまり真夏の方が急激で激烈、“派手な熱中症”といえるかもしれません。
また、炎天下で起こるため、本人や周りの人も熱中症を疑うのは容易です。
一方、梅雨型の熱中症は、知らず知らずのうちに発症し、じわじわ進行する“地味な熱中症”。静かに進行するため、
本人も周囲も即座に熱中症を疑わないこともあるみたいです。
真夏の現場では職人さん達もこまめに休むなどしながら作業していますが…
まだ暑さにも体が慣れていない中での湿度が多い現場も注意していかなければならないなと思いました。
梅雨型熱中症のチェックリストや対処方法なども勉強し、より安全な現場に繋げていきたいと思います。