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2025-10-02

建築企画室通信「コンクリート打ち放し」

皆さんこんにちは。建築企画室の山口です。

朝晩は冷え込み、肌寒い季節となってまいりましたが日中はまだまだ暑い日が多々あります。油断せず引き続き、熱中症には気を付けましょう。

今回は、東海・ビルドが最も得意とするコンクリート打ち放しの魅力についてご紹介させて頂きます。

「スタイリッシュで都会的」「個性的で表情豊か」「無機質で洗練されている」というイメージや、反対に「武骨で冷たい」というイメージなども持たれがちですが、実はそのメリットは多岐にわたります。特に、収益物件である賃貸マンションにおいて、打ち放し工法がもたらす価値について紹介していきたいと思います。

はじめに、コンクリート打ち放し最大の魅力は、その意匠性の高さです。

構造材そのものをデザインとして見せる手法は、コンクリート本来の無機質で洗練された雰囲気、そして型枠の木目や気泡なども含めてそのまま表面に活かす「表情の豊かさ」を醸し出します。

賃貸マンション市場では、画一的なデザインよりも個性的な物件が選ばれる傾向が強まっています。コンクリート打ち放しのマンションは、内装・外装ともに個性を放ち、周辺物件との差別化を図る強力な武器となります。特に若年層やデザインにこだわる入居者にとって、打ち放しの物件は高い付加価値として認識されます。

また、打ち放し工法は、見た目だけではなく、実用的なメリットも豊富です。

鉄筋コンクリート(RC造)は元々高い耐久性を持ちますが、表面にタイルや塗装などの仕上げ材を使わない打ち放しは、仕上げ材の剥落やひび割れの心配がありません。適切な表面保護を施すことで、その高い耐久性を長く維持できます。

これは賃貸マンションのオーナー様にとって、長期的な資産価値維持に直結する重要なポイントです。

もちろん、コンクリート打ち放し面もあればタイル面や塗装面を複合し意匠性を高めることも可能です。

そのほかにも「打ち放しは冬寒い」「結露しやすい」といったネガティブな意見を聞くこともあります。これはコンクリートが熱を伝えやすいために起こる現象ですが、現代の建築技術は進化しています。

現在では、躯体内部に高性能な断熱材を組み込む手法が一般化しており、打ち放しの外観を保ちつつ、高い断熱性能を実現しています。

加えて躯体表面に塗布する保護材も高性能化しており、コンクリートの劣化を防ぎながら、結露の原因となる水蒸気を適切に排出する工夫が施されています。

これらの対策により、打ち放しの賃貸物件でも、快適な居住空間とカビ・結露の抑制を両立することが可能になっています。

東海・ビルドは、長年の経験と培ってきたノウハウを用いて、賃貸マンションにおけるコンクリート打ち放しの設計・施工を常に追求しています。

コンクリート打ち放しの魅力を活かし、さらに東海・ビルドの価値観、お客様の価値観を融合させた唯一無二のデザインで差別化を図り、インフレの波に乗っていける建物をお客様とともに今後も実現していきたいと思います。

今回は東海・ビルドが最も得意とするコンクリート打ち放しの魅力についてご紹介させて頂きました。

コンクリート打ち放しが持つ無限の可能性にご興味をもっていただけましたら、いつでもご相談をお待ちしております。

 

山口

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