聴竹居。
1928年完成の住宅。
建築家 藤井康二の4軒目の自邸で実験住宅。
見所は デザインはもちろん、パッシブソーラーを実現している。
写真撮影許可は取りましたが、ブログなどのアップは不可とのことで・・・
以下の写真は 聴竹居ホームページからの転載です。
紅葉の中に佇む聴竹居。
「佇まい」という言葉の意味を実感。
この家は山崎の山の裾野、斜面を上がった上に建っている。
斜面に顔を出す土管を地中に埋め込み、この先を床段差の途中に引き込む。
山に向かって吹く風が床段差の途中から室内に吹き込む。
この日も段差に仕組まれた引き戸を開けたとたん すーっと風を感じた。
上の写真はサンルーム。 開口だらけのこの部屋の屋根は方持ち梁で吊ってる。
こうする事で大開口を実現。 またこのガラス戸も工夫満載で気密性を確保している。
85年前の建物なのにオール電化住宅だったり、 室内の空気を屋根裏から排出する仕組みだったり・・・
とても説明しきれる物ではない。 デザインと機能が一体になった ある意味 究極と言える建築。
ここを出たところで参加者のお一人が 「もう、満腹だ!。今日はこれ以上見なくていいや。」 と つぶやかれた。